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里の古老のちょっといい話


猿ヶ京のおもしろ民話を紹介します

★ 鶴と亀

 あるとき、鶴が亀のところへ行って、あんまりかわいいんで、
「嫁に来てくれ」
と言ったんだと。 そしたら、亀が、
「鶴さんは千年しか生きられねえんだから、わたしは、九千年も後家になるのはいやだ」
と断ったって。 そして、皿に酒をついで出して、
「もし、この皿の酒が呑めれば結婚する」
と言ったんだって。
 しかし、鶴はその酒が呑めないで、とうとう亀と結婚できなかったと。

( 原沢はる さん )





★ 半ごろしか皆ごろしか

 むかし、村に富山の薬売りがやってきたと。毎年来るんでもう顔なじみだと。
だんながねえ、
「たまには、ごっそうしてやれ」
って言ったら、おっ母が、
「じゃ、みながろしがいいか、半ごろしがいいかい、それとも手打ちかい」
って言ったんだと。 そうしたら富山の薬売りがたまげて、
「知らなかった。この家は人殺しの家かい」
って荷物をまとめて、とっとと逃げて行っちまったと。
 この村じゃねえ、皆ごろしは餅、半ごろしはぼた餅、手打ちうどんのことを
言うだよ。

( 原沢はる さん )




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